ドライバーの飛距離

>>【動画解説】飛距離アップトレーニング

質問

最近ドライバーの飛距離が急に落ちてきました。以前の飛距離を取り戻すにはどうしたらいいでしょうか?

私は、ゴルフ暦22年、今年58歳の男性です。典型的な月イチゴルファーですが、最近・・・特に55歳を過ぎてから急にドライバーの飛距離が落ちてきました。以前は平均飛距離が220yくらいはあったのですが、今は200yを超えることは稀になってしまいました・・・なんとか前の飛距離を戻したいと思います。アドバイスをお願いします。

答え

答え

私のスクールでも、同じような悩みを抱えていらっしゃるシニアゴルファーは多いですね。
通常、飛距離に悩むゴルファーが考える解決策は、筋力や柔軟性など、自分のフィジカル面です。もちろん、それも改善できれば良いでしょうが、毎日痛みを伴うゴルフの筋トレやストレッチをやってください、ということはシニアのアマチュアゴルファーには現実的ではありません。
私が生徒さんに教えることは、基本的に2つだけです。

まず1つ目のポイント。スイングのリズムを整えること。飛ばしたい、という思いが強ければ強いほど、力ずくで打とうとして手打ちになり、ゴルフスイングのリズムも早いはずです。飛距離に関係する大きな要因の1つは、スイングの深さ(円弧の大きさと捻転の深さ)があります。腕に力が入り、早いスイングでは、このスイングの深さは望めません。

また手に力が入った状態では、インパクトショット時に、ゴルフボールに当たる入射角が必ずずれてしまいます。ゴルファーの悩み、フックスライスの原因ですね。ですので、まずは、リラックスし、テークバックからトップまでゆっくりクラブを上げ、トップで一呼吸置くくらいの感覚で素振りをして見てください。ゆっくりあげて、トップで一呼吸、そしてダウンスイング、という流れです。

2つ目のポイント。スイングのリズムをある程度つかめたら、そのスイングに呼吸のすう、はあ、というリズムをリンクさせます。
ゴルフではアドレスからテークバックに移る際に、呼吸をすいながらトップまでゆっくり上げて行きます。

この際の呼吸の効能は、無呼吸のときよりも、自然に捻転を深め、スイングアークも大きくしてくれることです。トップまであげた時点で呼吸を少し止め、一呼吸置いたら、今度ははあああ、っと一気にインパクトまではきます。はく息をボールめがけてはきかけるようなイメージです。
呼吸のはくパワーで、自然とインパクトが強くなり、ヘッドスピードもあがります。
ぜひ試してみてください。