ドライバーの飛距離をアップさせる筋トレ術!

>>【動画解説】飛距離アップトレーニング

ドライバーの飛距離アップに筋力は必要なのでしょうか?

基本的な、ゴルフのイメージとしては、筋肉量はあまり関係なく、年をとってもできるスポーツであることは皆さんご理解していると思います。しかし、ある一点、飛距離について考えた時にはこの点についてだけは、そうとも言えないものとなってくるのです。

それはなぜでしょうか?それは、我々を見てもそうですし、プロを見ても一目瞭然なのです。

1.ドライバーの飛距離アップに筋力が必要ないとは言い切れない

我々アマチュアだけを見ても、70を超えた老人よりも20代、30代の男性の方が基本的にはドライバーの飛距離は出るのです。

さらにプロを比較しても、われわれアマチュアよりも飛ばす事が出来る女子プロゴルファーにしても、プロレベルで見た時に男子プロの方が飛距離を稼ぐことができます。そして、飛距離を勝負するドラコンプレイヤーに関しては、通常の筋トレ以上のウェイトトレーニングを行っており、筋骨隆々となっております。

このように、ことドライバーの飛距離アップに関しては、筋力トレーニングが非常に重要なファクターとなるのです。そのため、今回はドライバーの飛距離アップに向けた筋力トレーニングについてご紹介したいと思います。

2.アマチュアの飛距離アップの筋力トレーニングにお金をかける必要はありません

まず、皆さんに行ってもらいたい基礎の基礎の筋力トレーニングをご紹介したいと思います。それは、下半身を先に鍛えてほしいということです。

特にアマチュアの皆さんは、普段あまり運動しないので、基本的には運動不足であるといえるでしょう。そのため、カートがあるとはいえ、1日コースをラウンドするだけでも結構な疲労となるのです。

きっとあなたは、後半のゴルフスイングが悪くなることがあると思います。実はこれも下半身の疲労により、スイングの乱れが生じてしまうのです。

そのため、アマチュアの皆さんにとって、まず鍛えてほしい筋トレ個所は、下半身の強化なのであります。また、アマチュアの皆さんはゴルフのためのトレーニングというとすぐにジムに行こうとしますが、このトレーニングではジムに行く必要はなく、わざわざ、そんなことのためにお金を使う必要はないのです。

3.どのように鍛えればドライバーの飛距離がアップする?

では、下半身を鍛えるためには、どうすればよいのでしょうか?

一番効果的なのはジョギングをお勧めします。早朝などに走ると気持ちがいいですし、健康にも最適です。

もし、体力的にきついと感じたならば、最初は歩くだけでもいいでしょう。慣れてくると、走る事が出来るようになりますし、逆に走らないと気持ちが悪くなってしまうほどにはまってしまいますよ。

そして、ジョギングの距離の目安としては、1日最低5kmから10kmでいいでしょう。もし、そんなに走れないやという人でも、マンションや会社のオフィスでエレベータがあればそれを使わずに階段を利用するなどで代替えすることもできるのです。

年を取ってからもゴルフを続けたい!可能な限り飛距離を落としたくないと思っている人は、このジョギングが必須になってきますので、ご留意ください。

4.歩くことは立派なトレーニングです

トレーニングとして、10km走ったり、歩いたりするのは慣れてない人では、非常に大変だと思います。

でも、考えてみてください。何も1回で10kmもトレーニングする必要はないのです。もし、一度で大変なのであれば、朝夕の2回に分けてみたり、それに加えて1駅分は歩くなどしてもよいでしょう。

そして、このトレーニングは非常に簡単ですが、トレーニングとしての効果は絶大であり、特にアマチュアにとっては劇的に効果が出る可能性があります。私も昔は200ヤードしか飛ばなかったのですが、歩くことを習慣化してからは220ヤードまで伸びたのです。

何もゴルフで飛距離を伸ばすのは、クラブだけではないのです。

5.階段を利用して筋トレ

普段エレベーターやエスカレーターを利用していると、どんどん体力が落ちていきます。

そうなると高齢になって体力が落ちてからでは遅いので、できる限り若いうちから階段を利用して運動不足を解消していきましょう。また、階段を登る際は、つま先立ちをしてかかとをつけずに登ることで、力強いスイングになる可能性があるのです。

家でもマンションでも駅でも会社でも常に意識してつま先立ちで階段を上るようにしましょう。こんな一見大したことない動作でも2カ月もすれば足に筋肉がついているのが実感できるようになるので楽しくなりますよ。

6.肩甲骨を柔らかくするトレーニング

ゴルフのスイングにおいて、肩甲骨が柔らかく良く動くというのは非常に強い武器になります。肩甲骨が柔らかいと無理やりするようなオーバースイングでなくきれいで大きなスイングになるので、飛距離がアップするようになります。

昔テレビで石川遼選手が肩甲骨の柔らかさを見せていましたが、やはりプロレベルになるとその柔らかさは桁違いとなります。そのため、私たちも少しでも肩を柔らかくするトレーニングをすることで、ドライバーの飛距離アップを目指していきましょう。

6-1肩甲骨体操①

・背筋をまっすぐに伸ばして、姿勢を正して立つ
・二の腕を脇から、わき腹につけて手のひらを正面に向けて、肘を直角に曲げる(指先が身体に対して真横に向かうように)
・肘をわき腹につけて、角度を直角にしたまま、手を前へ、後ろへ動す

ポイントとしては、肩や肩甲骨の可動域を意識しながら行うと効果的です。また、後ろへ動かす際は、身体が痛くならない範囲でするようにしてください。

6-2肩甲骨体操②

タオルを使用した肩甲骨を鍛える体操です。
・身体のまえで、タオルを肩幅に合わせてその両端をもつ
・背筋をまっすぐに伸ばして、姿勢を正して立つ
・タオルを軽くひっぱりながらもって、そのまま腕を高く上げる
・タオルの幅や引っ張り具合をキープしながらタオルを背中側におろす
・次にタオルを背中側から、身体の前側に持っていく
・これを10回ほど繰り返す

ここのポイントでも身体に無理のない範囲で行ってください。無理をすると怪我の元になってしまいます。これらの体操を毎日すると筋肉が柔らかくなり、血流量が増えるので、肩甲骨が柔らかくなるのです。肩こりの改善にもなり、飛距離もアップするので、是非試してみてください。

7.その他のドライバーの飛距離アップに役立つ筋力トレーニング

ドライバーの飛距離を伸ばすうえで重要な筋肉はたくさんあります。例えば、身体の軸とゴルフスイングを安定させるためには、腹直筋や腹斜筋、背筋が重要になってきます。

また、スイングの回転力をつけるためには、股関節やおしりの筋肉を鍛えることが重要となります。今回はその二つのトレーニング方法について簡単にご紹介したいと思います。

7-1.腹直筋、腹斜筋、背筋、おしりの筋肉を鍛える

・腕と膝で四つん這いになる、その際に背筋はまっすぐにしておく
・右手を前につきだし左足を後ろにつきだす
・そのまま倒れないように10秒キープする
・同様に左手と右足を突き出して10秒キープする
・3回1セットとする
読んでみると簡単ですが結構難しいです。ポイントとしては、伸ばした手と足は背筋と一直線になるように伸ばすことが重要となってきます。アームレッグクロスレイズというトレーニング名ですので、わかりにくい場合は動画を探してみましょう。

7-2股関節を鍛える

・足を腰幅に開いてまっすぐ立つ
・右足をまっすぐ前に踏み出す(スタンスは膝が前に出ないくらい広めに)
・前に踏み出した右足の角度は90度になるところまで体を沈み込む
・バランスが取れたところで静止
・力強く地面を蹴って元の位置に戻る
・左足も同じことをして3回を1セットとする
ポイントとしては、終始背筋は地面と垂直になるようまっすぐにしておくことです。フロントランジというトレーニング方法になります。

以上の二つの筋力トレーニングを1日1セットでも毎日するようにしましょう。全体で10分もかからないと思います。毎日していると効果を実感しづらいですが、確実に筋力アップにつながるので継続が必要です。

8.まとめ ドライバーの飛距離アップには継続することが大事

いかがでしたか?どれもそんなに難しい内容ではないですよね。肩甲骨のトレーニングと筋力トレーニングは時間を取ったとしても30分は掛らないです。また、そんなにハードなものではないので、お風呂前やお風呂後に汗をかかない範囲で実施していくと数か月もすれば、目に見えてドライバーの飛距離が伸びてくるでしょう。

継続は力なりと言いますが、正にその通りであるといえます。また、年を重ねるごとにこのような筋肉は減少していく傾向にありますので、特に30代の後半を迎えた方には、筋力の衰えを防止するためにも是非とも実施してもらいたいです。

皆さんもいつまでも、「ドライバーの飛距離が飛びますね」と言われるように毎日コツコツと筋トレを積み重ねていきましょう!