皆さんこんにちは。PGAティーチングプロの久田順也です。今日はアプローチの打ち方についてお話ししていきたいと思います。

まずアプローチをする上で注意ポイントがあるんですが、皆さんはよくアプローチはそっと打とうとしてゆるゆるにしてしまって、グリップがゆるいとヘッドの運動量が増えてしまうということがあります。逆にしっかり打ち込まなきゃと思って当てに行ったりするんでグッと力が入ってしまうというふうに、このミスが大体2つ出ているんですが、まずゴルフというのはこのアプローチはフワッとあげる時、こういう時は少しグリップをゆるゆるにすることで、クラブの運動量を増やしてボールをうまくフェイスを開きながら打つとフワッという球になるんですが、ただこの場合はトップをしたりダフったりというリスクが増えてしまいます。

ですからまず一般の方はランニングアプローチということをよく勧められると思うんですがランニングアプローチというのは、まずクラブの運動量をこのように抑える。ですのでこの握る強さが、さっきのゆるゆると比べるとしっかり持つというのがあります。このようにしっかり持つとクラブの動きが抑えられるのでブレが減ります。ですので、まずはグリッププレッシャーを少し強くした状態のクラブの動きを抑えたランニングアプローチ。ただこれもあまり強すぎると今度クラブが突っ掛かってしまいますので、あくまでもクラブが動きすぎない程度で且つ芝がシュッシュッとブラッシングできるぐらい、滑るぐらいの強さ。

そしたらこのようにボールを構えて、ワンツーと打ってあげます。これが少しできてきたら先程の今度は少し手首を柔らかくする。これはちょうど今みたいにラフがきつい時、夏場から秋口にかけて芝がきついと、どうしてもラフがきついので軽く振った状態ではなかなか抵抗に負けてしまって振り切れない。後ラフの場合ボールが浮いているので下を通しやすいのでこのように少しグラグラしていてもボールをうまくヒットすることができます。

でもこれも重要なのはブラッシング。シュッシュッとクラブが滑るぐらいの握る強さ、ギュッと持つとこれもやはり刺さってしまったりしますので、シュッと滑るぐらい、この状態でポーンと柔らかく打つと柔らかく打てます。ですので、どちらのアプローチをするにしても、グリッププレッシャーというのが非常に重要です。大体1から10でグリッププレッシャーがあるとしたら、大体3から7の間でコントロールしながらやっています。

先程の転がす方は強めの7。柔らかく打つ時は3というような形でスイング中グリッププレッシャーをコントロールすることによっていろいろな球筋が打てます。ですのでアプローチもこのようにプロが多彩に打ったりする為にはグリッププレッシャーをコントロールすることによってクラブの運動量が変わります。ですのでグリッププレッシャー、皆さんもこのへんを意識しながらアプローチ練習に取り組んで頂けるとうまくいくんではないかなと思います。大事なことは芝がスッと滑るこのグリッププレッシャー。強いとドンといくし、ゆるゆるだと空中を通ってしまいますので、このグリッププレッシャーを気を付けて是非練習してみてください。