みなさんこんにちは。PGAティーチングプロの久田順也です。今日はパッティングのコツについてお話ししていきたいと思います。
まずこのパッティング。パッティングで打つ時に重要なのは、まず方向そして距離感。この2つが揃って初めてカップの近くに寄ったり、カップインすることができます。ですのでこの2つを同時にできないと、パッティングは成功しません。距離感だけ考えて方向がずれてしまう。逆に方向だけ真っ直ぐ打とう打とうとして距離感が合ってないとダメだっていうことは、よくコースで起きるんではないかなと思うんですが、今日はその中でも方向性というところについて、ちょっとご説明をしていきたいと思います。
まず方向性。方向性を司るのはこのフェースの向きですね。このフェースが当たる瞬間に目標に対してスクエアになっていれば、ボールは真っ直ぐいきます。狙った方向に飛び出しますので、あとはターゲットがちゃんととれていれば、必ずカップインしたり、カップに寄せることができます。このように当たる瞬間にフェースが開いたり、閉じたりするから右にいったり、左にいったりということが起きてしまいますので、大事なのはこのフェースの向きをストローク中に安定させる。ブレないようにするっていうことが大事なんですが、これは実はこのグリップが重要になってきます。
通常のショットというのは、このように持つんで手首が動かしやすいように握るのでヘッドが走る、ローテーション等しやすいように握るんですが、パターの場合はこの動きを抑えたいので、この動きが起きないように持つんですが、ちょうど、こうやって持った時にショットの場合はちょうどここが、45度くらいになる時の感覚の握り方、これが一番適正と言われてる。パターの場合は真っ直ぐ直線的に握るような形をして頂ければいいんですが、これはちょうど手のひらでいうと、ショットの場合はちょっとこのように「指」で持っているんですが、パターの場合はちょっと、このように縦に「ひら」で握るような形にして頂くと、手首が動かなくなるのでヘッドが固定されて無駄な動きが減ります。それによってフェースの向きも安定します。
ですのでちょうどパターというのはこのように、吊ったように持つ。ですので軽くショットと違って肘がこのように、ゆとりがあってもいいんではないかなと思います。そしてグリップもこのように上から持つのではなく、ちょっと横か、もしくは、ちょっと下からこうやって吊っているようにすると、この手首の動きも特に左手の手首が固定しやすいです。さっき言った、上から押さえつけるように握ってしまうと、手首がこのようにクニャクニャ曲がってしまうので、フェースの向きが安定しませんので、このようにちょっと吊って握る。そうすることによって、手首が固定されてフェースの向きが安定します。
あともう一つが大事なのは、このリズム感なんですが。どうしてもパターというのは真っ直ぐ引こうとして、バックスイングがゆっくりになってしまって、そこからポッと振ってしまうわけですね。ですので、この時のリズム感というのは、振り子の運動をしたいので、このように、1、2、1、2、1、2といきたいのですが、どうしてもアドレスして固まってしまうと、そーっとなってしまいますので、このようにリズムをトントントンと小さくとりながら、1、2、1、2、1、2、3というふうに少しリズムを構えた時に軽くヘッドをトントントントン叩くとテンポよくストロークをしやすくなりますので、この握り方とテンポ。この辺をちょっと意識してストロークすると方向性、狙ったところにストロークできるようになりますので、是非参考にしてみてください。