正しいドライバーの飛距離アップのためのトレーニング方法

>>【動画解説】飛距離アップトレーニング

皆さんはゴルフの練習を週にどれくらいの頻度で行っていますか?

ゴルフのトレーニングというのは、毎日でもし過ぎることはないといわれております。ですが、多くのアマチュアゴルファーはサラリーマンであることが多いですので、平日はなかなかトレーニングできないという方も多いのではないでしょうか?ほとんどのアマチュアゴルファーは、最低でも週1回、多い人で週3回くらいの頻度でゴルフ練習場に行っていると思います。

でも、そんな貴重なトレーニングの機会にあなたはどのようなトレーニングをしているでしょうか?せっかくなので、効果的なトレーニングをしたいですよね!効果的なトレーニングが出来ると、あなたのドライバーの飛距離もグッとアップする可能性があるのです。

そこで今回は、アマチュアゴルファーの誤ったゴルフのトレーニング法や、効果的なトレーニング法、そして自宅でできる簡単なトレーニングについてご紹介したいと思います。

1.ドライバーの飛距離アップのためにしてはいけないトレーニング

1.ドライバーの飛距離アップのためにしてはいけないトレーニング

それでは、ドライバーの飛距離アップのために効果的なトレーニング法をご紹介する前に、アマチュアの方が練習場でやってしまいがちな誤ったトレーニング方法についてご紹介いたします。

1-1.トレーニングに目的がなく、がむしゃらにボールを打つ

練習場を見渡してみると、このような方がを多く存在します。何も考えずにがむしゃらにゴルフボールを打っているだけの人を良く見かけます。酷い方では、自動ティーアップであることをいいことに、出てきたボールをそのまま繰り返し打っているだけの人もいるんです。

ドライバーに限ったことではありませんが、ただ球数をこなす練習をするのではなく、1球1球本番のつもりで、一度スタンスを取り直すことから始めることをオススメします。今の状態では、何も身につかずただお金の無駄ですので、やめるようにしましょう。

1-2ドライバーでのフルスイングばかりしてしまう

ドライバーの飛距離をアップさせようと躍起になって、ドライバーを打つ時はフルスイングばかりをし、球筋や距離を見て満足している方が大勢います。飛距離アップのためには、ドライバーにおいても、ハーフスイングやクォータースイングなどのスイングでショットの練習をすることも必要です。

そのようなショットは意外に難しいので、あなたに今必要な課題を見つけることが出来るかもしれませんよ。

1-3素振りをしない

本番のコースラウンドでは、ほとんどの人がショット前に何らかの素振りをすると思います。ですが、練習になると素振りをしない人が多いです。

1-1でも書きましたが、トレーニング中はできる限り本番を想定するべきであると思います。只でさえ、月イチゴルファーが多いアマチュアなのですから、数少ないトレーニングを有効に使いましょう。

2.練習場でできる飛距離アップの効果的なトレーニング法

2.練習場でできる飛距離アップの効果的なトレーニング法

それでは、実際にドライバーの飛距離アップに効果的なトレーニング方法についてご紹介したいと思います。ここでご紹介する方法については、ドライバー以外にも効果があるので、ぜひともチャレンジしてみてください。

2-1その日のトレーニングの課題を作る

数少ないトレーニングを効果的なものにするためには、その日のトレーニングに対して課題を設定することが効果的です。誤った練習の項目で述べたように、せっかく練習場に来たのに、練習に来た課題や目的もなく、ただボールを打って、その日の調子に一喜一憂しているだけの人がかなり存在してるのが事実です。

たまには、そんな自由なトレーニングもいいかもしれませんが、目的や課題がないとトレーニングの効果は発揮できません。例えば、今日のトレーニングはミート率をあげる練習を重点的に使用だとか、スイングスピードを上げる練習をしてみようなど何か1点課題があるだけで効果の差は歴然としてくるのです。

2-2ミート率を上げる効果的なトレーニング

ドライバーの飛距離をアップさせるには、ミート率のアップが必要です。そのための練習として効果的な方法は次の通りなので試してみてください。

ドライバーのハーフスイングで100ヤードを狙う
・スタンスは通常のフルスイングのスタンスをとる
ハーフスイングで100ヤードの看板をキャリーで狙う
1球ごとにスタンスと目標を取り直し、ルーティンがあればそれも行う
20球ほど行う

ドライバーでハーフスイング?と思うかもしれませんが、あなたも全くの初心者の時はアイアンのトレーニングでハーフスイングを何回もやった経験があると思います。あれは、ミート率の向上のためにインパクトゾーンを意識したトレーニングなのですが、ドライバーでも同様のトレーニングが必要です。

アマチュアは、ミート率が悪い傾向にあるので、ハーフスイングの練習は欠かせないのです。また、100ヤードと言うのも絶妙な距離で、綺麗にミートしないと中々飛ばないですし、手首をこねてしまうと100ヤードは飛び過ぎてしまうので、手首をこねない打ち方も身につけることが出来ます。

2-3ドライバーのヘッドスピードを上げるトレーニング

ドライバーのヘッドスピードをアップさせることで、飛距離もアップします。ドライバーのヘッドスピードをアップさせるためのトレーニングとして、ドライバーを逆さに持った効果的なトレーニングがありますが、それについては、『ヘッドスピードをアップさせてドライバーの飛距離を伸ばす』の項目でご紹介しているので、詳しくはそちらをご覧ください。ですので、今回はもう一つ効果的な方法です。

ステップドリル

・スタンスは通常のフルスイングのスタンスをとる
・テイクバックの際に、左足を浮かせて右足側に寄せる※この時に腰は浮かないように前傾姿勢を保つ
・トップまで行きダウンスイングに行くときに左足を元の位置に踏み込
・そのままインパクトを迎え、フォローまでする
20球ほど繰り返す

イメージとしては野球のスイングの様なイメージです。一度右足に全て体重を持っていき、左足へ持っていく練習です。

多くのアマチュアはダウンスイング時に腕に力が入りすぎてインパクトまでにヘッドスピードが最大になってしまい、インパクトの時にはもうヘッドが失速していることが多いです。この打ち方では、ダウンスイングの始動が腕ではなく体重移動から始まるので、腕に余計な力が入らず、スッとクラブが落ちる感覚を得ることが出来ます。そうすることで、インパクトからフォローにかけてヘッドスピードが最大になるように矯正することが出来ます。

これらのトレーニングを練習場に行った際に組み込んでいくと、2カ月もすると効果が目に見えてわかってくるので、練習が楽しくなってきますよ。

3.自宅でできるドライバーの飛距離アップトレーニング

3.自宅でできるドライバーの飛距離アップトレーニング

忙しくて、週に1回しか練習場にいけないよ。とお悩みの方も少しの空いた時間に自宅でトレーニングしておくことで、ドライバーの飛距離アップにつなげていくことが出来ますよ!

3-1ミート率を上げる

それでは、ミート率を上げる練習です。用意するものは、サンドウェッジ、ウレタンボール、小さな人工芝のマット、カゴの4つです。
ウレタンボールや小さな人工芝のマットはネットやゴルフショップで格安で購入できます。人工芝のマットはなければ家の床を傷つけない物であれば何でもよいです。

2ヤードのアプローチショット
2ヤード先にかごを置く
・スタンスはアプローチのスタンスではなく、通常のスタンスをとる
ゆっくり小さなスイングをして、ウレタンボールを打ちかごに入れる
30回ほど繰り返す

とっても簡単ですよね!一見アプローチの練習ではありますが、小さなゆっくりしたスイングはウェッジといえどもちゃんとミートしないとボールは浮きません。アプローチ自身の練習にもなりますが、ゴルフスイングとしてのミート率の向上を図れるので、継続することでドライバーの飛距離アップが見込めます。正に一石二鳥のトレーニング方法です。

3-2ヘッドスピードを上げる

この練習方法は広い部屋やちょっとした庭がある人の練習方法になってしまいます。河川敷やグラウンドでは、周りの危険につながりますのでやらないようにしましょう。

バットで素振り

これはそんな説明はいらないですよね。バットのような重いものを振ることで、ドライバーなどの軽いものを振るときに、スイングスピードがアップするのです。素振りの時のイメージとしては、やはり左足への踏込を重点的に行うようにしましょう。

もし、バットを振るスペースがないのであれば、『ヘッドスピードをアップさせてドライバーの飛距離を伸ばす』の項目でご紹介したタオルを使った素振りをすることをオススメします。自宅での練習はできる限り、毎日でも行うことをオススメします。毎日することで少しずつ改善されていくのです。

このような小さな練習をするかしないかでも、スコアが5打も10打も変わってくるのがゴルフの面白さですよね。

4.まとめ

いかがでしたか?基本的な練習が多いですので、そんなに難しさは感じないと思います。ですが、これらの練習をすることで確実にドライバーの飛距離はアップすることが出来ます。私も以前は平均200ヤードほどしか飛ばなかったものが、1年ほどで平均で220ヤード、飛ぶときは240ヤードも飛ぶようになったので、非常に効果的だと思いますよ!

ですので、皆さんも2ヶ月、いや3ヶ月は試してみてください!効果を実感するはずです。