初心者必見!ゴルフって1ラウンド何時間で回ればいいの?

ゴルフを気持ち良くプレーするためには、随所でマナーが必要となります。
もちろん、自然と向き合うスポーツですので、時にはラウンドを一時中断しなければならないという事態になることもありますが、基本的にはできる限り短い時間でラウンドしなければいけないというマナーがあります。

では、できる限り短いというのは、どれくらいの時間なのでしょうか?
今回は、ゴルフ初心者に是非読んでいただきたい、ゴルフのラウンド時間について、お話ししたいと思います。

1.ゴルフで気持ちよく回るためにはマナーが大事

さて、冒頭にも少しお話しましたが、ゴルフというものはイギリスで発祥したスポーツであり、紳士のスポーツであるとされています。

そのため、初心者にはなかなか理解できないこともありますが、ドレスコードやマナーなどに十分に注意する必要があります。

1-1.ゴルフは1日がかりのスポーツ

ゴルフというのは、ほかのスポーツと違って、ほぼ丸1日がかりの時間を使ってプレーをすることが多いです。
なぜそんなに時間がかかるのかというと、ゴルフは18ホールのコースを回る必要があります。
また、スタートをする前にも、事前に練習をして、その日の調子や、グリーンの状況を知る必要がありますし、お昼ごはんだって摂る必要があります。
さらに、ラウンド後はゆっくり汗を流す必要もあるので、必然的にすべてをこなすと朝からゴルフ場に行っても、ゴルフ場を出るのは夕方ごろとなることが多いです。

1-2.自分だけが楽しむのではなく周囲に気遣いを

とはいえ、一つのゴルフ場には多くのゴルフプレーヤーが訪れます。
しかし、ゴルフ場にはスタートホールと呼ばれるものは2ホールしかないため、それぞれが順番を待ちながら、プレーをしているのです。
そのため、自分自身が楽しければよいというわけではなく、今日ゴルフをしに来ている人全員が楽しむことができるようにプレーをする必要があるのです。

2.1ラウンド何時間で回るのがベスト?

では、実際にゴルフをするにあたって、どれくらいの時間でラウンドをすることができれば、周囲に迷惑をかけずに気持ちよくラウンドをすることができるのでしょうか?

2-1.1ラウンド4時間以内を目指す

一般的なマナーとして、1ラウンドをゴルフするにあたって、4時間以内にプレーを終了させるのが、最低限のルールです。
ただ、これについても、「最低限」のルールですので、理想とされるプレー時間は3時間30分以内とされています。
ですが、4時間以内だからと言って、ハーフ2時間30分で、残りハーフを1時間30分で回ればよいのか?というとそうでもありません。ハーフで1時間45分以内を目標にしましょう。

2-2.途中の昼休憩は考えない

また、先ほどの4時間以内の中には、昼休憩を考えないようにしましょう。
あくまでも、ゴルフのプレー時間において、4時間以内と考えてください。
この昼休憩時代も、午前中のゴルファーのラウンドの仕方では、詰まってしまって昼休憩が無駄に長くなってしまう可能性がありますので、注意してください。

2-3.スロープレーは百害あって一利なし

先の項目でも少し触れましたが、スロープレーになると周囲に迷惑をかけるだけではなく、最終的には自分自身にも迷惑が降りかかってきます。
たとえば、午前中に自分自身のスロープレーのために、スムーズに進んでいた順番を乱してしまったとします。
そうすると、午後の折り返しや、ハーフプレーの人たちの順番を乱すことになってしまい、結果的に自分自身が前半のプレーが終了した際に、お昼休憩が1時間半や2時間になってしまったり、ホールごとにプレー待ちを発生させてしまうことになります。
このように、スロープレイというのは、ゴルファーにとってなにもいいことがないのです。

3.スロープレーに陥りやすい条件

3.スロープレーに陥りやすい条件

じゃあ、実際にどんな状況下であれば、スロープレーが発生しやすいのでしょうか?
ここでは、ラウンド中においてスロープレーが起こりやすい条件についてご紹介していきたいと思います。

3-1.初心者だけで固まる

まず、一番してはいけないのは、ラウンドで4人組む際に、初心者ばかりで固まってしまうことです。
初心者ばかりだと、ルールをよく理解していない場合もありますし、スロープレーになっていることの判断をすることができないことがあります。
そのため、一人は必ず上級者に同行してもらうようにしましょう。

3-2.いつまでもボールを探す

さらにスロープレーになりやすいものとして、林の中にゴルフボールが入ってしまった時などに、いつまでもボールをさがしてしまうことです。
長時間のボール探しは、プレーを止める行為となり禁止されていますので、5分間探して見つからなかった場合は、OBとしましょう。
この時に、暫定球を打っていない場合は、さらに時間のロスとなりますので、ボールが怪しいところに飛んだ場合は、必ず暫定休を打ちましょう

3-3.ホール終了後のんびりスコアを記入する

これは、上級者においてもスロープレーを行いやすいもので、プレーが終わったら、すぐにグリーンからはけなければいけないのに、いつまでもだらだらとスコアを記入しながら、移動している人がいます。
これでは、後続組がいつまでたってもプレーを再開できないので、スコアの記入や会話はグリーンから移動した後にしましょう

4.プレーが遅くなっても仕方がない条件

しかし、安全上どうしてもプレーを中断しなければいけないことがあります。
それは、雷が鳴った時や、獰猛な動物がコース内に現れた時です。
雷は落雷の可能性がありますので、すぐにコース内の建物の中に避難する必要があります。
また、イノシシなどの動物や海外ではワニなどの動物がコース内に入ってくることがありますので、そういった際は、プレーが中断しても仕方ないとされています。

5.初心者がスロープレーにならないように心掛けること

5.初心者がスロープレーにならないように心掛けること

初心者というのは、どうしてもプレーが遅くなりがちです。
これは、わざとじゃないですし、これからゴルフを覚えていくうえで学んでいくことも多いです。
でも、できる限りスロープレーにならないように心掛ける必要があります。

5-1.打ったら小走りする

初心者の基本はまず走るです。
ミスショットが多くなるので、必然的にショット回数が増えます。ショットをすること自体が、時間ロスの原因となりますので、打ったら小走りでいいので、とにかく走るようにしましょう。

5-2.クラブは多めに持っていく

よくありがちなのが、クラブを持って行ったはいいけれども、番手が違って、また取りに戻るという事です。
初心者のうちは、距離感を把握していないことも多いですので、仕方がないことですが、このような状況にならないように、多めにクラブを持っていくようにしましょう。

5-3.怪しいときは暫定球を

先の項目でも少し話しましたが、少しでも何かトラブルになったかなと思った時はすぐに暫定球を打つようにしましょう。
ロストボールになった時に、また打ったところまで戻る必要があるので、それだけは避けなければいけません。
暫定球を打つことを宣言しておけば、ペナルティになりませんので、怪しいと感じた時は必ず打っておくようにしましょう。

5-4.遅くなっているときは後ろの組に合図を

最後に、これは気持ちの問題になってしまうのですが、自分たちが少し遅れているなと思った時は、グリーンからはけるときとかでもよいですので、会釈程度でも後続のプレーヤーに合図することで、待たされている相手の気持ちを和らげることができます。

6.まとめ

さて、今回はゴルフでラウンドする際の時間やスロープレーにならないためのポイントについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
一番最後の項目の遅れている後続へのあいさつは、初心者のうちは非常に大事です。
遅れていることを申し訳なく思っていて、気を使ってくれていると感じてるだけで、怒りというのは鎮まっていきます。
逆に遅れているのに会釈すらしない相手には、怒りを覚えてしまうものです。
お互いに気持ちの良いプレーができるよう、基本的にはプレー時間の短縮化を目標とすることです。
できなければ、努力をして相手に気を使うようにしましょう。