パター選びに失敗しないための長さの選択ポイント

最近はパターにもいろんな種類が発売されていて、様々な特徴があります。ピンタイプやマレットタイプなどの、パターの形状についてのそれぞれの違いは知っているけれども、どの長さを選べばいいのかわからなくなってしまう時ってありますよね!

試打できるというものの、フィーリングだけではどうしてもその場で決めることが難しくなってしまい、結局購入できず・・・という事や、買ったはいいけれどもイマイチしっくりこないという事も多いです。そこで、今回はパター選びに失敗しないための長さ選択のポイントについてご紹介したいと思います。

1.パターの長さにもいろいろある

1.パターの長さにもいろいろある

さて、一言パターといっても、いろいろな長さのパターが存在しています。いったいどれくらいの種類があるのでしょうか?

1-1.一般的なパター

一般的なパターというのは、皆さんがパターを思い浮かべた時に最初に出てくる、普通の長さのパターのことを言います。

ですが、このパターの中でも微妙に長さの違いがあるのを知っていますか?昔からあるこのパターは、32・33・34・35インチのクラブシャフト長で作られていることが多いです。

1インチの長さが2.54センチメートルですので、意外に細かいシャフトの区切りで作られていることに驚いてしまいます。しかし、この1インチの差で、微妙なフィーリングの違いが生まれてしまうのです。

1-2.中尺パター・長尺パター

中尺パター・長尺パターは、世に出てから、まだ歴史の浅いパターです。中尺パターでは、38インチ前後となり、長尺パターでは48インチとなり、キャディバッグの中ではドライバー以上の長さとなります。

プロの間では、これらのパターの使用について、禁止されるストロークができたりと、物議を醸していますが、アマチュアが通常使用する分には問題ありません。通常のパターでイップス等の症状に悩まされる人が、これらのパターを使うと症状が改善されたり、合う人はラインが読みやすくなったり、ストロークが安定する人もいてコアなファンが多く存在しています。

2.自分に合ったパターの長さとは?

では、これだけの細かな種類のあるパターですが、自分に合ったパターの長さというのは、どれを使えばよいのでしょうか?ここでは、一般的なことについて、ご紹介したいと思います。

2-1.身長に合わせる場合

身長に合わせることは、本当に正しいのか?という話題になると大きな議論が湧き上がってしまうのですが、何も知らない人が何かしらの基準を作るときに、やはり身長が一つの目安となります。そこから、少しずつ合わせていけばいいので、まずは身長で選んでみてもいいと思います。

PGAのツアープロの平均シャフトの長さが、33.2インチとなっています。彼らは海外の選手であることから、身長も日本人より比較的高く、180cm前後の人が多いです。極端に短いパターを使っている人がいることから考えると、平均170cmの日本人であれば33~34くらいが基本となります。

事実ゴルフショップに行くとこの長さのパターの取り揃えは非常に多く、多くの人が使っています。一つの目安として、身長も一つの選択の目安にするとよいでしょう。

2-2.パターの長さによるストロークの影響

では、パターの長さによる違いはあるのでしょうか?正直なところ、一般的なパターの長さである32~35インチの長さではストロークに大きな影響を与えません。

パターは長さごとにバランスを調整しているので、大きなバランスの違いはありません。ただ、あまりに身長が低い人が35インチのパターを使った時に、上から覗き込むことができない状況になると、ストロークというのは崩れてしまう可能性があります。

2-3.結局はフィーリング?

ですが、最終的にはフィーリングが重要となります。身長にとらわれず、自分自身が使いやすい長さのクラブが一番良いですので、何時間かけてでも試打をして、ぴったりの長さを見つけることが重要です。

トーナメントプロでも、ジュニア用のものすごく短いパターを愛用している人も少なくありません。ですので、パターの長さを選択する際は、35インチのシャフトのパターを持って、少しずつ短く持ちながら、試打をしましょう。その中で、一番しっくりくる長さのシャフトを選択するとよいでしょう。

3.中尺パター・長尺パターの選び方、打ち方

3.中尺パター・長尺パターの選び方、打ち方

次に中尺パター・長尺パターの選び方というのは、どのようなポイントで探せばよいのでしょうか?

3-1.中尺パター・長尺パターを選ぶ際のポイント

中尺パター・長尺パターは、通常のパターのような基準を作ることがなく、本当にフィーリングで選択することになります。

そもそも、ほとんど長さの種類がないですので、とにかく打って確認することをお勧めします。ただ、中尺パター・長尺パターの場合、どうしても視点が高い場所になりますので、打ち方をある程度知った上で試すようにしましょう。

3-2.中尺パター・長尺パターってどうやって打つの?

中尺パター・長尺パターは、シャフトを胴に固定してストロークを行うアンカーリングというストローク方法があります。

固定するので、パッティングストロークが安定するというメリットがありますが、トーナメントでは禁止されているのでコンペでも禁止されている可能性があります。

4.パターの長さカットとは

売っているシャフトの中から選ぶこともできますが、ゴルフショップでシャフトをカットしてもらうこともできます。

4-1.自分の好みに調整できる

パターの長さをカットすることで、自分にぴったりの長さに調整することができます。販売しているシャフトの長さでは、イマイチしっくりこない人でも、これにより解決できることが多いです。

カットしてもらう費用も、高価ではありませんので、悩んでいる方は一度検討してみてもいいかもしれませんね。

4-2.失敗すると元に戻らない

ただ、シャフトをカットすることで、注意しないといけないのは、一度カットすると元に戻らないという事です。カットしたけれども、やっぱり元に戻したいという事ができません。

また、カットすることにより、元の長さのバランスで作られていたものが崩れてしまい、フィーリングが変わってしまうという事も考えられますので、バランス調整についても検討しておくことが必要です。

バランス調整についても、ショップでやってもらうことができますし、自分でおもりをつけて、調整してもいいと思います。また、最近では購入時にカットしてバランス調整するサービスのあるクラブも売り出されています。最初から、カットありきで売っているので、そちらを検討するのもよいと思います。

4-3.カットしなくてもよい方法

また、いちいちカットしたり、バランス調整することが面倒な場合は、カットせずに簡単に短く使用する方法があります。それは、短く握って使用するという事です。

単純なことではありますが、皆さんも無意識のうちにグリップの握り位置を調整していると思います。グリップより下を握りたいという事がない限りは、その方法でも問題ありません。

5.まとめ

5.まとめ

さて、今回はパター選びに失敗しないための、ポイントについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

パター選びはとても重要で、フィーリングが合わないと、どんな高いパターを使っても効果がありませんし、逆に合うものがあれば中古でワゴン売りされているパターでも高い成果を上げることができます。もし、自分にぴったりのパターを見つけることができれば、一生ものになりますので、是非探してみてくださいね。