フェアウェイウッドが苦手なアベレージゴルファーというのは意外に多く、かなりの人がうまく打てないことで悩んでいます。
第1打目のドライバーがそこそこ飛んで、2打目も飛ばしてパーチャンスだ!って思っているのに、フェアウェイウッドでダフる、チョロをしてピンチになってしまう。そんな光景をよく目にすることがあります。
どうして、アイアンはそこそこ打てるのにフェアウェイウッドを使うとミスばかりおこってしまうのでしょうか?
そこで、今回はアベレージゴルファーが陥りやすい、フェアウェイウッドのミスや実際の打ち方などを詳しくご紹介したいと思います。
目次
1.アベレージゴルファーは何故フェアフェイウッドが打ち方が分からないのか?
1-1. アベレージに多いフェアフェイウッドのミス
1-2. ロフトが少ないことが原因
1-3. 無意識に上げようとしてしまう
1-4. 力み過ぎてしまう
2.フェアウェイウッドの打ち方は滑らせるように打つ?
2-1. フェアウェイウッドは本来はダフリにくい
2-2. フェアウェイウッドは滑らせることで力を発揮する
2-3. ダウンブローではなくレベルブローのスイング
3.ユーティリティでフェアウェイウッドの代用はできる?
3-1.ユーティリティなら打てる人も多い
3-2.ユーティリティでは3番ウッドをカバーできない
3-3.ユーティリティはランも出やすい
3-4.フェアウェイウッドの打ち方は覚えておくべき
4.フェアウェイウッドを打てるようになる練習ドリル
4-1. ティーアップして打つ
4-2. ハーフスイングで軽く打つこととを覚える
4-3. 短く持ってシャフトの長さを克服する
1.アベレージゴルファーは何故フェアフェイウッドが打ち方が分からないのか?
さて、冒頭でもお話ししたように、アベレージゴルファーの多くはフェアウェイウッドを苦手としています。ですが、スコアで90を切るような中級ゴルファー以上は、フェアウェイウッドの方が楽だという人が多いです。
1-1. アベレージに多いフェアフェイウッドのミス
アベレージゴルファーにフェアウェイウッドが苦手な人が多い理由としては、大きく3つの要因があります。
それぞれは、小さな理由であり無意識から来るものが大きいのですが、その小さな要因によって、ミスが引き起こされるのです。
1-2. ロフトが少ないことが原因
フェアウェイウッドは、ドライバーほどではないにしろ、ロフトが非常に少なく立っています。また、クラブシャフトも比較的長いですので、ドライバーの延長であると意識してしまいます。
多くのアベレージゴルファーは、ドライバーが苦手であり、フェアウェイウッドも同じように苦手意識を持ってしまいます。
1-3. 無意識に上げようとしてしまう
また、ロフトが少ないことにより、無意識にゴルフボールが上がらないんじゃないか?という思いを持ってしまい、すくい上げるようなスイングを作ってしまい、スイングのバランスを崩してしまいます。
スイングが崩れてしまうと、トップやダフリといったようなミスを引きを起こす大きな要因になってしまいます。
1-4. 力み過ぎてしまう
さらに、フェアウェイウッドというのは、基本的には飛距離を出すためのクラブです。そのため、より遠くまで飛ばしたい!という意識が強くなってしまい、ゴルフのスイングに本来必要のない力みを生み出してしまいます。
そうするとすくい打ちと同様に、スイングに乱れが生じてしまうため、結果としてミスショットを引き起こしてしまう事になります。
2.フェアウェイウッドの打ち方は滑らせるように打つ?
このように、アマチュアゴルファーの多くは、フェアウェイウッドをなにか特別なクラブであるかのように、緊張してしまいミスを招いてしまう事になります。
それでは、理想的なフェアウェイウッドの打ち方というのはどのような打ち方なのでしょうか?
2-1. フェアウェイウッドは本来はダフリにくい
本来、フェアウェイウッドというのは、非常にダフリにくいクラブです。
アイアンと違って、フェアウェイウッドは、ソールが広く滑らかなつくりになっているので、少々ダフったところで大けがはしにくいのです。ですので、ダフってしまった時は、スイングが乱れてしまっていると考えましょう。
2-2. フェアウェイウッドは滑らせることで力を発揮する
先ほども少し触れましたが、フェアウェイウッドのソールは非常に広いため、ダフリに強い構造になっています。
というのも、多少ダフってもソールが芝の上を滑りますので、そのままボールをクリーンにとらえることが出来ます。これが本来のフェアウェイウッドの使い方ですので、この打ち方を知っている中級者以上のゴルファーはフェアウェイウッドが簡単なクラブであると言う理由でもあります。
2-3. ダウンブローではなくレベルブローのスイング
では、この滑らすようなスイングはどのようにすればできるようになるのかというと、レベルブローのスイングが重要であるということです。
多くのアマチュアは、アイアンと同じダウンブロースイングでボールを潰すようなスイングをしようとしてしまいます。あまりにも上から叩きつけるようなスイングをしてしまうと、手前の地面に突き刺さってしまうか、ソールによってバウンドしてしまい、チョロやトップを打ってしまいます。
3.ユーティリティでフェアウェイウッドの代用はできる?
また、フェアウェイウッドの苦手な人は、ユーティリティの使用を進められることがありますが、フェアウェイウッドとユーティリティはどんな違いがあるのでしょうか?
3-1.ユーティリティなら打てる人も多い
ユーティリティは、フェアウェイウッドと同じようなヘッドか、それよりもボテッとしたヘッド形状をしており、ぱっと見はフェアウェイウッドのような形状ですが、シャフトが短いですので、アイアンと同じような感覚でスイングをすることが出来ます。
ですので、フェアウェイウッドは打てないけれども、ユーティリティは打てるという人が多いです。
3-2.ユーティリティでは3番ウッドをカバーできない
そのため、最近ではフェアウェイウッドのセットを入れずに、ユーティリティだけをセットしている人も多いです。それも良いとは思いますが、やはりユーティリティにもデメリットはあります。
まずは、ユーティリティだけで、フェアウェイウッドの飛距離をカバーできません。ロフトにもよりますが、所謂3番ユーティリティは最大でも200ヤードほどしか飛ばすことが出来ず、フェアフェイウッドで言うと5番ウッド相当の飛距離になります。
ですので、3番ウッドをカバーできるようなユーティリティがないので、飛距離を犠牲にする必要があります。
3-3.ユーティリティはランも出やすい
また、ユーティリティはフェアウェイウッドに比べて、ランが出やすいので、せっかくグリーンをとらえても零れてしまう事も少なくありません。ランが出ることにより、最終的な飛距離が伸びるといったメリットもありますが、このようなデメリットもあるのです。
3-4.フェアウェイウッドの打ち方は覚えておくべき
このように、ユーティリティは非常に有能なクラブではありますが、それだけでフェアウェイウッドを無くすことが出来るのかというと、それはできません。
やはり、理想としては、フェアウェイウッドの打ち方をしっかりと覚えて行くことが、後々のスコアアップにも直結してくるので、是非打てるようになっておきましょう。
4.フェアウェイウッドを打てるようになる練習ドリル
それでは、早速フェアウェイウッドをうまく打てるようになる、練習ドリルについてご紹介したいと思います。
どれも簡単な事なのですが、基礎的な事でありある程度慣れた人たちが疎かにしてしまいやすいことです。しっかりと練習をして身につけるようにしましょう。
4-1. ティーアップして打つ
まずは、ティーアップしたボールを打つ練習をします。
最初は少し高めのティーにセットして、徐々に低くして体を慣らしていきましょう。ティーアップすることで、ダフリの不安を無くすことが出来る上に、無理に球を上げようとする動作を抑えることが出来ます。普通に打つだけでも結構ボールは高く上がることが理解できるはずです。
4-2. ハーフスイングで軽く打つこととを覚える
次に、ハーフスイングで、ビジネスゾーンのスイングを安定させるようにしましょう。
フルスイングで勢いをつけると意外にボールが当たってしまうこともあるのですが、ハーフスイングの場合はそのようなごまかしが出来ず、しっかりとしたスイングでないとボールを打つことが出来ません。また、ハーフスイングの場合は、アプローチショットのように軽く打つことが出来ます。
力みがちな人にはぴったりのドリルであり、軽く打ってもかなりの飛距離が出ることに驚いてしまうでしょう。そうして、軽く打っても飛ぶんだという意識を体に植え付けることが出来ます。
4-3. 短く持ってシャフトの長さを克服する
最後に、クラブを短く持ってボールを打つ練習をしましょう。
フェアウェイウッドが苦手な人は総じてクラブが長いことでスイングが出来ない人が多いです。短く持つと、飛距離は少し下がるものの、難易度はグッと低くなりますので、短く持ったスイングから慣らしていって、徐々に長く持つように矯正していきましょう。
5.まとめ
フェアウェイウッドの打ち方をしっかり覚えることで、ラウンド中のクラブの選択肢が増えます。
そうすると、今まで見えてこなかった攻め方が見えてきて、スコアがグンと上がる可能性があります。苦手なものを苦手なまま放置せずに、しっかりと向き合う事が大事です。
苦手を克服してフェアウェイウッドを使いこなすことが出来れば、ゴルフが非常に楽しくなります。是非、どんどん練習していくようにしましょう。